自分を大切に育ててくれた両親に恩返しをしたい、そんな立派な志で自宅介護を始める人は多くいます。しかし大手医療メーカーの調査によると、そうした自宅で高齢者の面倒を見ている約6割強の人が疲れた、ストレスが酷いとマイナスな感情を持っている事が分かりました。この背景には、高齢者の寿命が大きく関係しています。一昔前は高齢者の面倒を子供が看る、この風習を当たり前としている地域が多くありました。しかし現在は医療の進化によって、その頃より寿命が20年近く伸びています。つまり一昔前の高齢者は数年間お世話すれば良かったのに対し、現在は高齢者のお世話が20年近く続く事が多々あるのです。また昔に比べ医療制度が充実しているので、医師や看護師が定期的に診察してくれる在宅医療を使えば家から出ずに高齢者は生活出来ます。ですが要介護を必要とする高齢者を、家で一人にしておく事は危険ですよね。よって高齢者を看る為に仕事を辞めて家に入る人も多くいますが、高齢者と自分だけと言う生活は逃げ場が無くなります。高齢者の対応やお世話にストレスを溜めても、本音で相談する人や発散する場が無いのです。こう言った生活を20年近く続けると、面倒を看る家族に限界が来るのは当然です。その為在宅医療を利用している人は定期的に、ケアマネと連絡を取りましょう。家から出ずに高齢者の面倒が看れる在宅医療は、介護のプロからの客観的なアドバイスが絶対に必要なのです。在宅医療について様々な情報が載っている【http://zaitakukaigo-suishin.net】は在宅医療の関係者や利用者にも有益な情報があるので目を通してみることをオススメします。